先日、久しぶりに着物のお稽古に行ってきました。
途中だいぶ間があいていますが、着物を習い始めてから、もう20年近くたちます。
一時は着物にはまり、着物講師や着付師までしていました。なぜそんなに着物に惹かれていたのだろうと考えていたら、その理由を書いていた昔のブログがありました。
これを読んでいたら、自分の好きの源泉を思い出すことができました。(↓当時の文章)
着物講師の魅力
私が着物講師をしていた時に担当していたのは、全くの初心者の方が15分で着物を着られるようになるというクラス。
初めは 着物の着方はもちろん着物の名称も何もわからない生徒さんに一から教えていきます。
皆さん徐々に着られるようになっていくと本当に楽しそうに表情が変わってくるんです。
その姿を見るのが楽しくて、嬉しくて、教えるということにどんどんはまっていってしまいました。
当時私はまだ20代だったので教えている方はほとんど自分より年上。でも私にとっては皆さんとても可愛い生徒さんでした。
着付け師の魅力
着付け師になるとは着物講師になること以上に想像していませんでした。
私の通っていた着物学校では「着物を着る」ことの次のステップとして着付けを覚えるというクラスがあり、着物の魅力にはまってしまった私はそのクラスを受講し、気づいたら着付け師になっていました。
着付け師の出番といえば成人式!早朝から午前中までに大勢の着付けをします。私の学校では二人一組になり約15分程度でお一人の着付けを終わらせます。
舞台裏は戦場で、終わるとクタクタになっていました。
でも、いらっしゃった時は今時の茶髪の女の子が、ヘアセットして素敵な振袖を着るとしゃべり方や動作まで変わってまさに大和撫子に変身していく。初めての着物に嬉しそうにしている姿が本当に可愛くて「有難うございます」と言われるたびにこちらこそ有難うな気持ちでいっぱいになりました。
また、こちらの着物学校では、先生や生徒さんが一堂に会す300人規模の「着物パーティー」が1年に1回あり、そこで司会をさせていただいたり、本当に色々な経験をさせて頂きました。
☆☆☆
昔書いたブログ記事を読んで、「私、本当にこの仕事が好きだったのだなぁ」と思いだしました。今、時間を忘れて心からやりたいって思えることが少ないので、昔の自分に嫉妬(笑)してしまいます。
そして、最近余裕がなさすぎて、何が好きかすらわからなくなってしまうことが多かったのですが、自分が何に喜びを感じるのかということも思い出すことができました。
過去にやっていたことに自分の好きや強みがあるって言われていますが、その通りかもしれませんね。
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