「おかあさまのためのコーチング」という本を読みました。その中で気になった内容をご紹介します。
質問の仕方が大切
コーチは質問のプロと言われています。コーチの質問により思いもしなかった答えがクライアントから引き出されます。私も自分のコーチから質問されて、ハッと自分の本心に気づくことがあります。
クライアントさんとのセッション中は私も意識して質問をしていますが、実際の生活になるとどうでしょうか??
特に家族と接するときは質問の内容など意識することも少ないのですが、この本のなかでハッとさせられる事例がありました。
子供に「宿題やった?」という質問をすると
「今、やろうと思っていたのに~」
「もうやったよ、うるさいなぁ」
と子供が怒ってしまうことがあるという例です。
親としてはいたって普通の質問をしたのになぜ子供が怒るのだろうと思うかもしれませんが、これはクローズドクエスションのせいだと言えます。
質問の種類
質問には大きく分けて2種類あります。
オープンクエスション
5W1H(いつたずねる質問、誰、何、なぜ、どのように)でだずねる質問。その名の通り、オープンな質問です。
クローズドクエスション
「はい」か「いいえ」で答える質問
オープンセッションが相手が自由に話すことができる質問なのに対し、クローズドクエスションは「はい」か「いいえ」でしか答えられないので、時に相手にプレッシャーを与えたり、話す余地をなくしてしまいます。
例えば「宿題やった?」という質問だと、やったかやっていないかしか答えられないので、何らかの理由でまだ出来ていなかったとしても、その理由をいうこともできないので、言葉数が少ない子供ならプンプン怒ってしまうかもしれません。
そのうえ「宿題やった?」という言葉の裏には、「もしかしてやっていないのではないの?」という否定的な内容が込められているようにも取れます。それを察したら質問された側もあまり気分が良くないですよね。
オープンクエスションの使い方
そうであれば、どのように質問すれば良いのでしょうか?
クローズドクエスションではなくオープンクエスションで
「宿題、どう?」
これなら理由があってやっていない時には理由を説明できるし、「やっていないんじゃない?!」という否定的な質問にもとられません。
これは大人への質問でも同じことが言えますよね。
私は夫に「振込ちゃんとしてくれた?」「お店の予約した?」とクローズドクエスションで質問することが多いです。
そうすると、夫が不機嫌な顔で「仕事が忙しくてまだ出来ていない」などと答えます。
これをオープンクエスションで「振込の状況はどう?」とか「お店の予約どう?」と変えてみたら良さそうなので、早速実践してみたら、あまり不機嫌にはならずに出来ていない理由を教えてくれました。話を聞くと私がフォローできることもありそうでした。
会話の幅を広げるためにも、クローズドクエスションよりオープンクレスションを使った方が良い場面ではオープンクエスションを意識していきたいです。
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