2023年10月初め、2泊3日でワシントンDCに一人旅をしました。この記事では最新のワシントンDC情報、女性の一人旅で注意すべき点などをお伝えします。
私の住むカナダの首都オタワからアメリカの首都ワシントンDCまでは飛行機で1時間半。距離的には国内旅行と同じくらいですが、治安の不安があるアメリカ一人旅では、安全を最優先に考えながらも、ワシントンDCを存分に楽しむプランを立てました。
女性の一人旅で注意すべきポイント3選
日本では女性が一人で歩いていても、あまり危険な目に合うことはありません。しかし、海外では女性が一人で歩くこと自体が危険な状況に巻き込まれる可能性が高いことは言うまでもありません。ワシントンDC在住の友人によると、コロナ禍以アメリカの犯罪率は上昇しており比較的安全と言われていたワシントンDCも地域によっては危険が増しているそうです。
安全な場所にホテルを予約する
女性の海外一人旅では、多少費用がかかっても安全な場所にホテルを予約することをおすすめします。ワシントンDCであれば、中心地に位置するMetro Center駅周辺(またはその地域から地下鉄で2〜3駅分離れた場所)を選ぶと安心です。もし遠く離れた地域に滞在する場合、夜間外出する際はタクシーやUberの利用を考えることをおすすめします。
安全な地域のホテルへの宿泊や車利用にはお金がかかりますが、海外では時に「安全をお金で買う」必要があることもあるでしょう。
緊急時の連絡先を確認しておく
緊急時に備えて連絡先を事前に確認しておくと安心です。何か起こった際に頼れる知り合いなどが現地にいると安心ですが、知り合いのいない場合は、日本大使館や旅行会社の緊急対応先などを事前にメモしておくと心強いです。
私自身も海外一人旅の際は、頼れる友人を訪ねて旅をすることが多いです。幸いなことに今までトラブルに遭遇したことはありませんが、何かあった時に頼れる人がいるというのは、女性の一人旅の場合とても安心感があります。
必要なものは全て印刷しておく
女性の一人旅に限らず、海外旅行では必要なものは印刷しておくことをおすすめします。今はスマートフォンで情報を管理する人も多いかと思いますが、スマートフォンの接続がうまくいかない場合や、スマートフォンを紛失してしまった場合など、トラブルに直面することもあります。
地図も印刷しておくか、少なくともスマートフォンにスクリーンショットとして保存しておくことをおすすめします。私も今回の旅でネットにうまく接続できなかった際、スマートフォンに保存しておいた地図を見ながら目的地にたどり着くことができました。
絶対に行きたいおすすめスポット7選
ワシントンDCには数多くの観光名所がありますが、ここでは厳選したおすすめスポットをご紹介します。なお、以下の7か所は全て地下鉄(Metro)でアクセスが可能です。
ホワイトハウス
ホワイトハウスは、世界中の誰もが知るアメリカ大統領の大邸宅です。数々の歴史がこの場所で生まれています。見るだけで「ワシントンDCに来た!」ということを感じられる場所です。
ホワイトハウスビジターセンター
ホワイトハウスビジターセンターは、ホワイトハウスから徒歩約10分の場所にあります。ここではホワイトハウスの歴史や歴代大統領やファーストレディが使用していたアイテムなどが展示されています。
また、ホワイトハウスでは1981年から毎年、オリジナルのクリスマスオーナメントを販売しています。オーナメントは歴代の大統領をモチーフにしており、世界中に多くのオーナメントコレクターが存在するといわれています。デザインも洗練されており、私も2023年版のオーナメントを購入しました。自分へのお土産としてもおすすめです。
リンカーン記念塔
リンカーン記念塔は、第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンの巨大像が建てられています。その美しい姿は数々の映画やドラマにも登場し、多くの人に知られています。
「あの映画の舞台がここだ!」と嬉しくなるかもしれません。リンカーン記念塔は、アメリカの歴史と文化を感じられる重要なスポットです。
ナショナルモール
ナショナルモールは、リンカーン記念塔からワシントン記念塔までをつなぐメインストリートです。ここはワシントン大行進の際に、マーティン・ルーサー・キング牧師が有名な「I have a dream」の演説を行った場所でもあります。
緑豊かでとても気持ちの良い場所で、朝早くなど人の少ない時間に散歩することをおすすめします。私も朝一番にここを訪れましたが、青空の下、広々とした公園を散策しながらアメリカの歴史を感じることができました。
ワシントン記念塔
ワシントン記念塔は、初代アメリカ大統領ジョージ・ワシントンの記念塔です。美しい白の建物が印象的で、その周りには日本から寄贈された桜の木が植えられています。春になると満開の桜を楽しむことができるようです。私もまた桜の時期に美しい景色を眺めに行きたいと思っています。
国立自然史博物館
ワシントンDC市内に19か所あるスミソニアン博物館は全て無料で、現代美術からアメリカ先住民文化まであらゆるものが展示されています。
国立自然史博物館は、ワシントンDC市内にある19のスミソニアン博物館の中でも特に人気があります。
恐竜の化石やダイモンドなどの装飾品などが展示されています。息子が恐竜を好きなのでいつか子供と一緒に訪れたいと思いました。
恐竜に特化したお土産物屋もあるので、興味のある方はぜひ立ち寄ってみてください。私も家でお留守番をしている息子用に、数々の恐竜グッズを購入しました。
国立アメリカ歴史博物館
国立アメリカ歴史博物館は、アメリカの歴史を紹介している博物館です。ここには戦争や紛争の歴史からアメリカのポップカルチャーまで、様々な展示物があります。
特に人気があるのは歴代大統領コーナーです。ここでは大統領やファーストレディが実際に着用していた服や使っていた食器などを見ることができます。女性の方なら、ファーストレディコーナーを見るだけでも十分に楽しめるかもしれません
ナショナルギャラリー
ナショナルギャラリーは、ワシントンDCで最も見応えのある美術館だと私は思います。
この美術館は13世紀から現代までのヨーロッパの絵画や彫刻を収蔵しており、その品質はルーブル美術館に匹敵すると言われています。
日本人の好きなルノワールやモネの印象派の名作もたくさんあり、印象派好きの方にはたまらない美術館だと思います。
そのうえギャラリーはあまり混んでいないので、私は美術館を見終わった後にもう一度印象派の作品をゆっくり観に行くことができました。無料なので、時間がある場合は翌日に自分が好きな絵画だけを観にいくのも良いかもしれません。
アーリントン墓地
アーリントン墓地は、ジョン・F・ケネディなどの偉人や第一次世界大戦やベトナム戦争などの戦没者が永眠している墓地です。
ここも映画やドラマなどでも度々利用されたことがあるので、映画のワンシーンを思い出される方もいるかもしれません。
2泊3日おすすめコース
ワシントンDCはそれほど大きな街ではないので、2泊3日あれば充分に観光ができるかと思います。スミソニアン博物館を全て見ようと思ったら1週間あっても足りないですが……。
ここでは私が周ったおすすめのモデルコースをご紹介します。
1日目
初日の観光は、アメリカの象徴ともいえるホワイトハウスからスタートし、ホワイトハウスから徒歩10分のホワイトハウスビジターセンターで、ホワイトハウスの歴史や展示物を鑑賞。その後、19か所あるスミソニアン博物館の中で最も気になる博物館を訪問。
ホワイトハウス
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ホワイトハウスビジターセンター
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スミソニアン博物館(国立自然史博物館、国立アメリカ歴史博物館等)
2日目
2日目は、リンカーン記念塔からナショナルモール、ワシントン記念塔までを巡りましょう。その後、興味のあるスミソニアン博物館を見学後、ナショナルギャラリーで美しい絵画鑑賞をすれば、かなり充実した一日になります。たくさん歩くことになるので、途中でランチや休憩を入れるのも忘れずに!
リンカーン記念塔
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ナショナルモール
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ワシントン記念塔
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スミソニアン博物館(国立自然史博物館、国立アメリカ歴史博物館等)
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ナショナルギャラリー
3日目
3日目は、アーリントン墓地を訪問。ここは偉人や戦没者の墓地であり、静かで厳かな雰囲気が漂います。アーリントン墓地を訪れることで、アメリカの歴史と勇気に思いを馳せることができます。
時間に余裕があれば、1・2日目に行けなかったスミソニアン博物館を巡るか、近隣のジョージタウンなどを訪れることもおすすめです。
まとめ
ワシントンDCは中心地に多くの観光名所が集まっているため、中心部のホテルを拠点に安全に地下鉄や徒歩で旅することができます。
ホワイトハウスやリンカーン記念塔などのアメリカの象徴的なスポット、スミソニアン博物館の素晴らしいコレクション鑑賞など幅広く楽しむことができる場所です。安全を最優先に、楽しい旅をお過ごしください。
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